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各冷ケースの温度データをグラフで可視化
手書きによる温度の記録作業がゼロに

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課 題

・1日2回の温度記録を行う時間以外に起こる温度異常に気づく事が難しかった

・紙の温度管理表の張り替え作業や保管が大変だった

・初期費用やランニング費用が高いシステムは導入が難しかった

効 果

・各冷ケースの温度データをグラフで可視化できた事で、機器の不具合を早期発見する事ができた

・手作業での温度記録がなくなったので、お客様対応に集中できる様になった。

・一部で既に導入している温度管理システムに比べ、低価格な導入と運用ができた。

企業名

株式会社そごう・西武

創業

1830年(天保元年)

業種

百貨店業

使用冷機器

プレハブ型・銀扉型・台下・ストッカー・オープンショーケース・冷凍ショーケース・対面ショーケース・冷蔵コインロッカー

お名前

店舗運営本部 営業デザイン部 デジタル化担当

島田さん(左

池袋本店 営業4部 食品1課 銘菓・名産品 販売リーダー(取材当時)

田中さん(中

管理本部 品質管理部 品質管理担当

鈴木さん(右

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企業紹介&事業内容について

全国に10店舗を展開する株式会社そごう・西武。フルラインアップの大都市型店舗からデイリーニーズにお応えするショッピングセンター型店舗まで立地特性を生かした多様な店舗展開をおこなっています。

---記事前のコメント---

東京都豊島区南池袋に本社を置く株式会社そごう・西武。百貨店業界において「大手5社」に挙げられる。今回は店舗運営本部 営業デザイン部 デジタル化担当の島田様と、売場にて日常的な記録管理を行っている管理本部 品質管理部 品質管理担当の鈴木様、池袋本店 営業4部 食品1課 銘菓・名産品 販売リーダーの田中様に「温度っち」の導入を決めた背景と導入後の感想を伺いました。

● 温度っちにお問い合わせいただいたきっかけを教えてください

島田さん:当初は催事場の入れ替え毎に発生するレンタル冷ケースの温度管理が目的でした。催事の際には最大で250台程の冷ケースを使用しますので、冷ケース毎に温度管理の紙を貼って1日2回の温度点検を行い、催事が入れ替わった際には、その温度管理の紙を外して保管をするという業務が煩雑すぎるという所から検討が始まりました。そこで色々とインターネットで検索していると「温度っち」のサイトに行き着き、シンプルな操作性や、設置の手軽さ、そして何より価格の安さに驚いてお問い合わせをさせていただきました。 しかし、催事での導入を検討をする中で、催事毎に冷ケースの数や位置が変わる事から、端末の再設定などが必要になり、運用が煩雑になってしまうのではないかと懸念しておりました。ちょうど3ヶ月後の2022年の9月に西武池袋本店の諸国銘菓名産売場のリニューアルオープンの予定がありましたので、まずは常設の売り場からの導入からの方がいいのではないかと判断し、温度っちの無料トライアルを実施させていただきました。

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● 導入前の課題について教えてください

田中さん:私は売り場を担当しているのですが、やはり1日2回の温度管理しかしないので、この温度管理をする時間帯以外では温度異常に気づく事ができず、その点が現場としては一番気にはなっていました。
私たちは朝の10時と15時に温度点検を行っているのですが、例えば朝の10時の温度点検時には正常温度だったにも関わらず、次の15時の点検時に機器の故障で温度が上がってしまっていたとなった場合、この時間内でお客様へ食品を販売してしまったらどうしようというリスクは常に感じていました。
また、年末年始の時期やイベントシーズンになるとお客様の来店も多くなる事で、お客様対応も増えます。そうなると、各スタッフがお客様対応に追われ1日2回の温度管理が定刻に行う事が難しい日もありました。
 

鈴木さん:今はHACCPの義務化に伴いお取引先にも今後様々な記録を取っていただく中で、弊社がまずは導入してお取引先へ広めていければいいなと考えています。
また、現在はまだ1つの売り場だけですので温度っちは13台しかありませんが、今までは温度管理の紙を貼る作業もそれなりに時間を取られてました。
特に百貨店の12月は大変忙しい時期になるので、アルバイトの方が大勢入ってきます。その中で様々な業務教育をしながら、お客様対応を行うというのはかなり難しかったのですが、温度の記録作業1つが無くなっただけでも現場としては非常に作業負担の軽減につながっています。
その他、リスクの面で言うと冷ケースの故障はもちろんですが、何らかの原因でコンセントが抜けてしまう可能性もありますので、やはり1日2回の温度管理だけでは不安な面もありました。

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● 導入の決め手はなんでしょうか?

島田さん:温度っちを導入検討する前に、既に弊社ではバックヤードの大型冷蔵庫には固定式の温度管理の機器を導入していましたが、初期費用が非常に高額でしたので、低コストで導入したいと考えておりました。
そこで温度っちをインターネットで拝見して、「機能面」「操作性」「価格面」共に私たちが求めるものに近いという印象でした。
実際に機器の設置は冷ケース内に置くだけですし、温度グラフも管理画面上で見たいときに見れるという点、そしてHACCP対応にもなっていて帳票出力もでき、データを2年保管して頂けるという点が魅力でした。
実際にそごう千葉店と西武池袋本店にてテストをした結果、温度も問題なく取得できていましたし、性能も問題ないと判断したのが決め手となりました。
本部の品質管理部も「子機代と管理画面のシステム代含まれてて1台350円であればすぐに入れた方がいい」ということになりましたね。

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● 導入後の効果について教えてください

島田さん:冷ケースの吸い込み口にホコリが溜まっていた事で、機器内の気流の周りが悪くなって温度が上がってしまうという不具合もすぐ気づく事ができましたし、温度っちで24時間温度記録を行った事で、霜取り不良の冷ケースに気づく事もできました。
また、機器の不具合の際には冷ケースメーカーさんに「いつから不具合が出てたんですか?」と聞かれたのですが、その際には温度っちのグラフを見せる事で、いつから不具合の兆候が出ていて、何時に異常値が出たのかなどスムーズにお伝えする事ができたのでとても助かりました。
複数の冷ケースの温度変化をグラフの波形で見る事ができるのはとても助かっていますし、アラームが鳴るからには何か理由があるんだなぁっていうのもその都度勉強になっています。
この他、温度異常の際に電話がかかって来る機能は特に役立っていますね。
やはり現場の皆さんはパソコンの前に座っている仕事ではないので、基本メールは気づかないんですが、電話で異常を周知する機能があることで、温度異常にすぐに気づく事ができるのでとても助かっています。
本部の品質管理の担当者からは、今すごく光熱費が高騰している中で、必要以上に冷やしすぎないっていう意味で光熱費削減にも繋がるのではないかと期待の声も上がっていますよ。
 

田中さん:今までは売り場に出るときには毎日10時と15時にスマホのアラームをセットし、温度記録を忘れないように意識をしてきましたが、温度っちが導入された事で、そういう意識から解放されただけでも現場としては非常に助かっています。
また、現場にいるとお客様のご対応をしているとどうしても15時の温度点検が遅れてしまう事があったのですが、今では温度っちが定刻に温度取得をしてくれているので、お客様対応に専念できるのも非常に魅力を感じています。
 

鈴木さん:冷ケースに入れている食材によってそれぞれに適温がありますから、その適温環境内で食材を保管するのが今までは難しいと感じていました。例えばチョコレートなんかは冷やし過ぎてしまうと白い粉が出てしまったりしますから、一概に冷やせばいいというものではありません。温度っちは各温度センサーの閾値を設定する事で、グラフ状に赤と青の線で表示されるので、各冷ケースを適温で保管する事ができるようになり非常に助かっています。

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● 導入検討されている企業様へ一言

島田さん:温度っちは操作画面がシンプルで機能面でも非常に使いやすく、現場の皆さんもとても喜んでくれているので本当にいいサービスだと思います。手書きで温度管理をされているのであれば、是非一度お試しいただければこの便利さを実感していただけるのではないかなと思いますね。
 
---引き続き温度っちがお役に立てるよう改善を進めてまいります。本日は貴重なお話を有難うございました!

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